Ubuntu 16.04 LTSで好きなバージョンのwiresharkを使いたい。
Ubuntu 16.04 LTSで wireshark 1.xを使いたい。
っていうか、好きなバージョンのwiresharkを使いたい。
※もちろん、Ubuntuであればどのバージョンでも動作します。
普通にターミナル上で sudo apt install wiresharkを行うと、wireshark 2.xのバージョンの物がインストールされてしまって、1.xの時と比べGUIが変更されてるので、非常に使いにくい!
と感じたので、ソースコードからビルドする方法を記載します。
今回は1.12.10を入れるが、他のバージョンが欲しい場合は、以下のURLから好きな物を選ぶ。
https://www.wireshark.org/download/src/all-versions/
以下、ターミナル上でのコマンド
sudo apt install bison flex libpcap-dev libqt4-dev libgtk-3-dev wget https://www.wireshark.org/download/src/all-versions/wireshark-1.12.10.tar.bz2 tar xf wireshark-1.12.10.tar.bz2 cd wireshark-1.12.10/ sudo ./configure --prefix=/usr/ sudo make -j 3 sudo make install -j 3
make install時にエラーが吐かれた場合は、
sudo apt update
を実行して、再度make installを行えばなるかと思います。
make時に、-jオプションを付ける事で、並列にmakeする事ができるようになるようです。一般的にCPUコア数×1.5ぐらいの数字が妥当のようです。
そして、makeが問題なく通ったら、実行してみます。
sudo /usr/bin/wireshark
ただ、これだと一々このディレクトリに入って、このように入力をしなければならないので、それはちょっと面倒くさい。
その為、エイリアスを設定する事で、ターミナル上で wireshark 等と入力することで起動できるようにする。
sudo vim ~/.bashrc
bashrc内の最後部に以下のように記述します。
alias wireshark='sudo /usr/bin/wireshark'
上書き保存をして、
source ~/.bashrc
を実行します。エラーが吐かれなければエイリアスの設定が完了!
ターミナル上で wireshark と入力し、問題なく実行ができ、更にインターフェースの情報が取得出来れば終わりです。
エイリアスを設定する際に、sudoを付ける事で、ターミナル上での実行時にsudoを付ける手間を省いています。
3月7日 追記: 各エラーを取り除きました。恐らくこれで問題無く動くと思います。
3月8日 追記: wiresharkの実行ファイルの場所をディレクトリの中から、/usr/binを指すように若干変更しました。
3月23日 追記: prefixが指すパスを変更しました。未確認ですが、問題無いかと思います。